東京慰霊祭、終了。

東京慰霊祭2018 『みんなに会いたい』 終了しました。
ありがとうございました。

今年で8回目になる東京慰霊祭、
年々どうしても薄れていく感触を忘れてはいけないと続けています。
慰霊祭に出演するにあたって、僕の気持ちとして、音楽家として、毎回「慰霊」演奏をしてきました。今年もそうです。でも、今年はエンターテインメントとしての演奏もするべきでは、と考えていたところ、『サラウンド作品』を上演して欲しいと依頼を受け、18時から45分間ほど、作品の解説とともに上演しました。全く慰霊的な内容ではないので正直葛藤もありました。慰霊祭終了後、田口ランディさんに、音に包み込まれて肩のコリがスゥッと引いていくようで癒されるとの言葉をいただき、上演してよかったのかな、と思っています。
慰霊祭の最後は毎年恒例のウォン・ウィンツァンさん、ランディさんとの即興セッション。その前に、南相馬の方のお話があり、改めてまだまだ震災が終わっていないことを実感しつつ演奏開始。ウォンさんとの1曲目がレクイエムのようにまとまり、不思議な感覚を感じました。その後のランディさんと3人でのサラウンド即興朗読でも今年のテーマ「会いたい」が素晴らしく深いものになりました。何かしらに後押しされているのかもしれません。最後は「物語のない音」をウォンさんと2人で紡いで終えました。

「生きている・生きていく」ということをいろいろ考えた1日でした。また1年自分なりにがんばって生きて、来年またここに戻ってきたいと思います。

 

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